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2011年9月11日日曜日

書評 『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』

【送料無料】ストーリーとしての競争戦略

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価格:2,940円(税込、送料別)




ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件
楠木建
東洋経済新報社
2,940円(税込)

 実にしびれる一冊。
 内容は秀逸極まりない。文章も美しいです。
 
 ビジネスにおいて、永続的な利益をもたらすものは顧客価値です。
 でも、どんなに素晴らしい顧客価値を創造し、顧客に提供しても、おいしいビジネスであればある程、すぐに競合他社にまねされてしまいます。
 まねされないで、競争優位性を永続させるにはどうしたらいいか。その理論を紹介しています。
 
 かなりのボリュームです。
 500ページ以上。しかも、どのページもとっても大事なことが書かれていますから、斜め読みできません。
 じっくり読めば一カ月はかかります。

 ストーリーとしての競争戦略は、「違い」と「つながり」という二つの戦略の本質のうち、後者に軸足を置いています。競争戦略は、「誰に」、「何を」、「どのように」提供するかについての企業のさまざまな打ち手で構成されています。戦略は競合他社との「ちがい」を作ることです。さまざまな打ち手は他社との違いを作るものでなくてはなりません。さまざまな打ち手を互いに結び付け、顧客へのユニークな価値提供とその結果として生まれる利益に向かって駆動していく論理です。

 
 私も、本書をマニュアルにして、筋がよく、太く長く強い宿屋大学のシナリオを描きたいと思います。
 


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<オススメ度> ★★★★★
 
 (評価の見方)
   ★★★★★・・・一年に出遭うか出遭わないかの最高傑作
   ★★★★ ・・・ぜひ、みなさんにも読んでほしい一冊
   ★★★  ・・・おススメ!
   ★★   ・・・まあまあ、おススメ
   ★    ・・・読んで損はない


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