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『幸福の方程式 新しい消費のカタチを探る』
山田昌弘 + 電通チームハピネス (著)
定価:1,000 円
単行本:240ページ
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2009/9/10
<概要と読みどころ>
幸せになりたくない、なんて思う人はいないでしょう。
仕事をする、人に喜んでもらう、欲しいものを買う、映画を見る、
勉強して知識を増やす、人を愛し人から愛される、新しい経験をして
自分の幅を広げる、などなど、自分自身の行動や考えを思い返しても、
すべては幸せや幸福感を求めてやっていることのようです。
人間だれしも、自分や家族の幸せのカタチを無意識に考え、
それを無意識に追い求めているのです(で、そのカタチや手法が
それぞれ違うから、世の中、面白いのですね)。
私たちが物をお金で買うのは、すべて幸せになりたいから。
その商品やサービスが、幸福をもたらしてくれると予測するから。
よって、売る側は「幸せのカタチ」を物語(ストーリー)として
示してあげればいいのです。
つまり、「幸せをもたらしてくれる消費 = 幸福」なのです。
ただ、ここにきて、この方程式が崩れてきた。
お金を使うこと、モノで満たされることだけが幸せのカタチでは
なくなってきている。
だから、幸福そのものの検討、新しい幸せのカタチを考えるべき。
これが、本書の主旨です。
そして、新しい消費のカタチを、仮説として3つ提示しています。
1、自分を極めるという物語(内的)
2、社会に貢献するという物語(社会とのかかわり)
3、他者とつながっているという物語(つながり)
これらの物語をつくることをサポートするのが消費なのです。
私は、本書の要約をノートにまとめたいと考えています。
それほど、じっくり理解する意味のある本です。
忙しい毎日を送っていると思いますが、ときには一歩立ち止まって、
自分自身の幸せ、お客さまの幸せ(自分のサービスが、どうお客さま
の幸せや喜びにつながっているのか)を、じっくり考えてみてはいか
がでしょうか。
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<オススメ度> ★★★★★
(評価の見方)
★★★★★・・・一年に出遭うか出遭わないかの最高傑作
★★★★ ・・・ぜひ、みなさんにも読んでほしい一冊
★★★ ・・・おススメ!
★★ ・・・まあまあ、おススメ
★ ・・・読んで損はない
星なし ・・・時間とお金のムダ
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