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2011年6月7日火曜日

書評『幸福の方程式 新しい消費のカタチを探る』

【送料無料】幸福の方程式

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『幸福の方程式 新しい消費のカタチを探る』
          山田昌弘 + 電通チームハピネス (著)

 定価:1,000 円
 単行本:240ページ
 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
 発売日:2009/9/10

<概要と読みどころ>

 幸せになりたくない、なんて思う人はいないでしょう。
 仕事をする、人に喜んでもらう、欲しいものを買う、映画を見る、
勉強して知識を増やす、人を愛し人から愛される、新しい経験をして
自分の幅を広げる、などなど、自分自身の行動や考えを思い返しても、
すべては幸せや幸福感を求めてやっていることのようです。
 人間だれしも、自分や家族の幸せのカタチを無意識に考え、
それを無意識に追い求めているのです(で、そのカタチや手法が
それぞれ違うから、世の中、面白いのですね)。

 私たちが物をお金で買うのは、すべて幸せになりたいから。
 その商品やサービスが、幸福をもたらしてくれると予測するから。
 よって、売る側は「幸せのカタチ」を物語(ストーリー)として
示してあげればいいのです。
 つまり、「幸せをもたらしてくれる消費 = 幸福」なのです。
 ただ、ここにきて、この方程式が崩れてきた。
 お金を使うこと、モノで満たされることだけが幸せのカタチでは
なくなってきている。
 だから、幸福そのものの検討、新しい幸せのカタチを考えるべき。

 これが、本書の主旨です。

 そして、新しい消費のカタチを、仮説として3つ提示しています。

 1、自分を極めるという物語(内的)
 2、社会に貢献するという物語(社会とのかかわり)
 3、他者とつながっているという物語(つながり)

 これらの物語をつくることをサポートするのが消費なのです。
 
 私は、本書の要約をノートにまとめたいと考えています。
 それほど、じっくり理解する意味のある本です。

 忙しい毎日を送っていると思いますが、ときには一歩立ち止まって、
自分自身の幸せ、お客さまの幸せ(自分のサービスが、どうお客さま
の幸せや喜びにつながっているのか)を、じっくり考えてみてはいか
がでしょうか。

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<オススメ度> ★★★★★

 (評価の見方)
   ★★★★★・・・一年に出遭うか出遭わないかの最高傑作
   ★★★★ ・・・ぜひ、みなさんにも読んでほしい一冊
   ★★★  ・・・おススメ!
   ★★   ・・・まあまあ、おススメ
   ★    ・・・読んで損はない
   星なし  ・・・時間とお金のムダ

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